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外反母趾と足袋ソックス

足袋ソックスでフットケア

日本では時代とともに草履から靴を履くようになったことで、治療を必要とする足の異常が増えてきました。

今回は男性よりも女性に多く見られる「外反母趾(がいはんぼし)」について外反母趾診療ガイドラインを参考に、ご紹介したいと思います。




外反母趾ってなに?

足の親指が隣の指に向かって20度以上曲がってしまうことを、外反母趾といいます。足の親指の付け根の関節が突き出して、そこが靴に当たって痛みや炎症を起こします。



外反母趾の原因はなにがあるの?

いくつか原因が考えられますが、一つは足の指の形です。様々な研究で、親指が一番長くほかの指がだんだんと短くなっている形の人は、外反母趾になりやすいといわれています。

これは、親指が靴の先に当たって圧迫を受けやすいからです。でも、親指が一番長くない人でも圧迫を受けやすい靴を履けば、外反母趾になる可能性は高くなります。

先が細いハイヒールを履くことも原因の一つです。先が細い靴は、親指を隣の指のほうに圧迫してしまいます。かかとが高い靴は、足が靴の先端に向かって滑ってしまうので、指先全体が靴の先端に押し付けられてしまいます。

その結果、足の形が変形してしまい、痛みを伴う外反母趾になる原因となります。ハイヒール歴が長いほど外反母趾を自覚する人が多くなり、20代30代40代と年代を重ねるごとに増えているとの報告があります。




外反母趾の治療方法は?

あまりにひどくなると骨を切る手術も視野に入れますが、まずは保存療法となります。靴が原因としてあるので、できるだけ足の指に負担のかからない自分の足に合った靴を選ぶと、痛みの悪化を防ぐことができます。指先は1~1.5cmのゆとりがあり、紐で足の甲を固定できるスニーカーなどがおすすめです。

 

装具療法としては、親指と人差し指の間に装具を挟むことで親指を開いて、曲がってしまった親指をもとに戻す方法があります。装具を着用しているときは痛みが軽減したり、変形矯正効果が得られたりしますが、中止している間はその効果が続かなかったとの報告があります。でも、合わない装具を長時間装着したり、無理に変形矯正し続けようとしたりすると、痛みが強くなり逆効果になります。



足袋ソックスの魅力

そこでおすすめなのが足袋ソックスです。装具よりも矯正力が緩やかで、自然に親指とほかの指の間を開くことができ、外反母趾の予防が期待されます。しかも種類が豊富で、好みに合わせて1日中気軽に着用ができます。

外反母趾は予防できるものです。足袋ソックスで足をいたわり、今日から毎日のフットケアをはじめてみませんか。